各種検診の注意事項
胃がん検診
次の項目に該当する方は、バリウムによる胃がん検診を受診できません。
- 受診当日の朝、起きてから食べたり飲んだりしてきた。(2時間以上経過していれば200CC程度の飲水は受診可能です。)
- 妊娠中または妊娠の可能性がある。(授乳中の方は受診可能です。)
- 身体が不自由で、寝台の上で寝返りなど指示どおりに動けない。
- 体重が130㎏以上ある。
- 血圧が180/110mmHg以上ある。(服薬して調整ができる方は受診可能です。)
- 過去、バリウム検査後にアレルギー症状が出たことがある。
- 前回、バリウムを飲んで便秘や体調が悪くなり医療機関を受診した。
- 慢性呼吸器疾患等で医師から酸素吸入の指示をされている。
- 心臓病や腎臓病及び人工透析で水分制限を受けている。
- 3か月以内に大腸ポリープの内視鏡治療をした。
- 過去、バリウムを飲む際に気管支にバリウムが入り誤嚥したことがある。(検査中に誤嚥した時は検査中止になります。)
- 大腸憩室炎、潰瘍性大腸炎及びクローン病の診断を受けたことがある。 また、手術による治療が済んでいない腸ヘルニアの既往、腹痛や血便の症状がある。
- 3日以上排便がない。(検査当日を含む。)
- 受診当日、インスリン注射した、または血糖降下剤を服用した。
次の項目に該当する方は、主治医の許可があれば受診できます。
- 過去1年以内に心臓疾患や脳血管疾患で手術を受けたことがある。(コイル留置、ステント挿入等を含む。)
- 胃や腸の開腹手術または手術歴のある腸閉塞をしてから初めてのバリウム検査である。
- 現在、胃や小腸及び大腸の病気で経過観察中または治療中である。
- 6か月以内に肝臓、胆のう、すい臓及び婦人科等の手術をした。(腹腔鏡下手術も含む。)
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)で治療している。
受診上の注意事項
- ウエストがゴムのズボンまたはスカート、無地のTシャツ等でお越しいただくとスムーズに検査が行えます。
- プラスチックや金具(ファスナー・ボタン・下着等)、プリント等がある服装は避けてください。
- ネックレスや湿布、カイロ等は外してください。
子宮頸がん検診
受診上の注意事項
- 自覚症状のある方は、医療機関での受診をおすすめします。
- 膣の中は洗浄しないでください。
- 生理中であっても検査は可能ですが、出血が多い場合は可能な範囲で別の日を受診してください。
- 尿がたまっていると正確な診察ができませんので、事前に必ずトイレをすませてください。
- 受診するときは、スカートを着用(または用意)してきてください。
検診後のお願い
- 多少、出血する場合がありますが、心配はありません。しばらくすると止まります。
- 出血の量が増えたり、1週間以上続いたりする場合は、念のため婦人科の受診をおすすめします。
肺がん検診
受診上の注意事項
- プラスチックや金具(ファスナー・ボタン・下着等)、プリント等がある服装は避けてください。
- ネックレスや湿布、カイロ等は外してください。
乳がん検診
次の項目に該当する方は、マンモグラフィ(乳房撮影)検診を受診できません。
- 6ヵ月以内に乳房にしこりや異常な乳頭分泌物などの自覚症状がある方
- 妊娠の可能性がある方・妊娠中の方
- 出産後2年以内の方・授乳中または断乳直後で乳汁分泌がある方
- 10年以内に乳がんの既往がある方(主治医に検診で可と指示された人を除く)
- 乳腺疾患(乳腺症・線維腺腫・のう胞・微小石灰化等)があり医療機関で治療・経過観察中の方
- ペースメーカーや植え込み型除細動器を挿入中の方
- 脳室-腹腔シャントを造設中の方
- 豊胸手術(脂肪注入・シリコン注入・シリコンバッグ等)を受けた方
- 前胸部静脈ポート留置中の方
- 胸部外傷(肋骨骨折・打撲等)があり、外傷による痛みなどの症状がある方
- 極度に背骨が湾曲している方
- 独歩不能な方・真っ直ぐに立っている事ができない方
受診上の注意事項
- 制汗剤スプレー・ラメ入りスプレーやジェルは撮影時に写る場合がありますので撮影前に十分ふき取ってください。
- 髪の毛が長い方は束ねてください。
- 視触診がある場合は、カーディガン等の前開きが可能な上着を持参してください。